無料回収業者の利用で起こる可能性のあるトラブルと対策

不用品を捨てるにはさまざまな方法がありますが、回収業者に依頼するのもそのうちのひとつです。回収業者は依頼してからの対応が比較的早いので、急ぎの場合に好都合です。

なかには、不用品を無料で回収してくれる業者もあります。通常、数千~数万円の費用がかかるなか、どうして無料回収してくれるのでしょうか。また、そのような回収業者に依頼しても問題ないのでしょうか。

実は、近ごろでは、不用品回収業者とのトラブルが増えている傾向があります。ですから、利用する前にあらかじめ心構えが必要です。

今回は、不用品回収業者とのトラブルと、その対策についての紹介です。

 

回収業者と費用を巡ったトラブルが多発

回収業者とのトラブルは10年前に比べて10倍ほどに増えています。ただ、報告・相談をもとにした統計なので、実際はさらに多くのトラブルが発生していると思います。

それでは、具体的にどういったトラブルが起きているのでしょうか。

無料回収業者を呼び止めたら・・・

ときどき、無料回収をうたったトラックが住宅地を巡回しているのを見かけます。無料なので、思い立ったときにそのような業者を呼び止め、回収を依頼することがあります。

しかし、無料回収といいながら、不用品をトラックに積み込んだあとに数万円もの費用を請求してくるケースが後を絶ちません。

そのときの業者側の言い分としては、「回収は無料だが、積み込みは有料」ということらしいです。普通に考えれば、これでは「無料」というのはウソのように思えます。ほとんど詐欺まがいです。

しかし、これは悪徳業者の常套手段で、業者側の言い分に反論できないと、なくなく費用を支払ってしまうケースも多いのが現状です。

巡回している回収業者に頼み、不用品を引き取ってもらおうとしたら、結局数万円もの費用を請求されるケースがかなり多いです。

その場で、「お金がない」と断っても、「後日、振込で」という具合に切り返される始末。あとあとトラブルに巻き込まれないか恐くなって、仕方なく支払ってしまうのも無理はありません。

また、積み込み前に金額を確認したら、数千円と言われ、それを了承して依頼したところ、最終的に10万円以上の請求をされるひどい場合もあります。

結局、業者の対応が恐くなってしまい、なくなく支払ってしまうケースが後を絶ちません。

さらに、パソコンなどを回収してもらい、その料金を支払ったところ、後日、そのパソコンが道端に捨てられている悪質な場合もあります。

これは、回収料金はある程度妥当な金額であるものの、回収自体は行なっておらず、回収料金だけをだまし取っていることになります。さらに、そのような業者は不法投棄をしていることにもなります。

 

無料回収業者の違法性

このように、無料回収をうたっている業者のなかには、不用品を引き取ったあとに高額な費用を請求してくるケースが多発しています。

そもそも、不用品回収を行うには、きちんと認可を受けている必要があります

しかし、無料回収をうたっている業者のなかには、許可がないのに回収を行なっているところが多いです。つまり、これらは違法業者ということになります。

本来、不用品を処分するのに費用がかからないわけがありません。

ですから、無料とうたい、あとから高額請求をかけるか、回収して金属などの売れる部分だけを抜き取り、あとは不法投棄するのが常套手段です。

したがって、不用品回収業者に依頼するときは十分に気をつけなければいけません。

 

回収業者とのトラブルを回避する

では、実際にどうすれば、このようなトラブルを回避できるのでしょうか。

見積もりをもらう

大前提として、必ず見積もりをもらうようにしましょう。事前に見積もりをもらっておけば、あとから法外な費用を請求されても、見積もりと違うと主張することができます。

そのときに見積もりを提示してくれなければ、そのような業者は利用しないでください。違法業者の可能性が高いです。

ですから、あらかじめ見積もりをもらうことができれば、回収費用におけるトラブルがかなり防げると思います。そのとき、書面やメールなど、必ず見積もりとしての証拠が残るようにしてください

そのような物的証拠があれば、業者も言い逃れできません。

さらに、見積もりの時に、使い料金は発生しないのか、どうして無料なのかも確認しておくと無難です。「追加料金は別です」なんて言われて騙されることも少なくありません。

回収費用の領収書をもらう

さらに、効果的な対策として、「領収書をもらう」ことも重要です。

領収書をもらえば、あなたがお金を支払った証拠になりますし、その業者の会社名や住所、電話番号が書かれているからです。

悪徳業者に騙された場合、その領収書も物的証拠になります

なかには領収書を渡さない業者もありますが、違法性が高いので、そのようなところは利用しないでください。

対策として、見積書・領収書をもらうのが最も効果的です。もし恐くて代金を支払ってしまった場合でも、これらの物的証拠があれば、あとからでも対処することができます。

しかし、見積書や領収書がないと、どれだけ不当な対応をされても、泣き寝入りせざるを得なくなってしまいます。

そうならないためにも、回収業者を利用する場合は、見積もりを取り、最終的に領収書をもらうようにしましょう。

 

困ったら消費者センターに相談しよう

しかし、それでも被害に遭ってしまったときは、消費者センターに電話をして相談しましょう。このようなトラブルは発生件数も多いので、対応の仕方を丁寧に教えてくれるはずです。

消費者庁から問い合わせれば、近くの消費者センターを紹介してくれるはずです。被害に遭ったときは、迷わず利用しましょう。

 

とめ

住宅地を巡回する回収業者は一時に比べると、見かける機会は少なくなりました。しかし、回収費用を巡るトラブルが発生しているのは事実です。

大前提として、無料回収を行っている違法業者には依頼しないことが大切です。回収業者を使うときでも、見積書・領収書をもらい、きちんと証拠を残すようにしてください。

一番無難なのは、自治体に許可業者を紹介してもらうことです。きちんと回収を行なっている業者ですから、無料というわけにはいきません。しかし、これが一番安心できます。

詐欺と同様に、手口も多様化しているので、回収業者を選ぶときは慎重に進めるようにしてください。